【corin制作現場①】ド素人3人で完成させた、まち情報ガイドの作り方 [デザイン編]

(前回のあらすじ)

1人のズボラな人間が、まちの情報収集するの面倒くさいので、一つにまとまったものを作ろうと思い付き、ついにcorinが誕生したのでした。

⇒前回記事 【corin創刊】岡崎の中心街を発信する、エリア限定ガイドブック誕生!!

そんなわけで、前回はcorin誕生のきっかけをご紹介させていただきました。

今回は、「まちの情報ガイド」をどのように作っているかにスポットを当てたいと思います!

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実は、この『おトクにあそぶまちガイド corin』は、外注に出していません。

全部、まちづくり会社の内部の人間で作っています。

一体、どうやって?と気になる方、いるんじゃないでしょうか?

今日は、そのカラクリの一部を、ご紹介しようと思います!

 

情報ガイド発行に際して大きな足枷になったのが、デザイン会社に外注した場合の大変高額なデザイン料でした。

正直、とっても小さなまち会社です。どど~んと出せる資金なんてほとんどない。

でも、店舗さんが継続して発信できるようにするためには、掲載料の設定は出来る限り抑えたい。一体どうしたら・・・

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冊子の印刷代で運営資金ギリギリだと悟った時、「う~ん、仕方ない。自分で作るかー」と、覚悟を決めることとなりました^^;

どうしてその発想に至ったのか不思議ですが、その時の私はパワーポイントで月一のニュースレターを7回作っただけの、デザイン全くド素人。もちろん、イラストレーターもフォトショップもほとんど使えません。

でも、ニュースレターを作るうちに、何となくパワーポイントでもデザインが出来ることに気が付き、これなら作れるんじゃないかなぁと、最初の一歩を踏み出す気持ちになりました。

初回のデザインは一から作る分、非常に大変な作業になるだろうことは、容易に想像できました。

しかし、自分で冊子のひな形を作ってしまえば、2回目からは定型にはめ込むだけで楽チンだし、何より細かい修正も全部自分たちでできるから、いちいち外注に出さずに済む。お金もかからなくて、一石二鳥だね!なアイデアだったわけです。

 

そして、私にはもう一つ、試してみたいことがありました。

この「まちの情報ガイド事業」をすべて、オフィスソフト(ワード・エクセル・パワーポイント)で作り上げられるかどうかに挑戦してみたい。

なぜなら、オフィスソフトであれば、「誰だって使える」からです。

オフィスソフト

全国でまちづくりを行っている方々の中にも、

「デザインの壁・資金不足・人員不足」

という三重苦に苦しみ、情報発信を満足にできないでいる地域があるかもしれない。

しかし、もし私たちがcorinを通して、素人でも作れる情報ガイドブックの「作成ノウハウ」と「オフィスソフトのひな形」を得ることができれば、同じように問題を抱えている他の地域にとって、新しい可能性となるのでは、と考えました。

今回の冊子制作の工程で確認しましたが、素人が冊子を作る中でのハードルとなる部分は、ほとんど唯一「編集とデザイン」のみだという結論に至りました。

「文章を書く」、「写真を撮る」、「入力する」、これはプロではなくても、一応やれない事はありません。

また印刷に関しても、今の時代、ネットで簡単に入稿できてしまう。つまり、冊子になるまでの編集ノウハウと、デザインテンプレさえあれば、まちの情報ガイドは素人でも制作可能ということです。

図2

昨年10月ごろから計画を練り始め、一つ一つ用意に取り掛かりました。

まず、お金も時間も人員もないので、取材に行くのは特集ページだけにし、

お店の情報は、お店の人たち自身で作ってもらい、メールやFAXで集められるよう、申込みの仕組みを考えました。

私たちは主に編集の部分だけを担うことで労力を最低限に減らし、掲載料はギリギリまで安くすることで、まちのお店さんが継続的に発信しやすいような形をとることに決めました。

最低限の質を保つためには校正が必要なので、その方法をどうするかを考えたり、クーポンやスタンプラリーといった冊子特典の内容も検討するなど、編集工程や冊子の構成要素を作り上げます。

そして、なるべく使いまわしがきくようなシンプルな冊子デザインを、やり方を調べながら少しずつ構築していきました。

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実を言えば、はじめに作ったデザインはあんまり酷いので、ボツになりました。

8月発行と決めていて、そのときすでに5月半ば。

7月末にはデータ入稿が済んでいないといけない、タイトなスケジュールの中のことでした。

作り始めたときはそれが限界だったのに、作っていくうちにだんだんデザイン能力が上がってきて、こんなダサいのは嫌だ!お前は納得できないものを作って満足か?と苦渋の決断を迫る心の声が聞こえてくるようになりました。恐ろしや、恐ろしや・・・

今まで作ったものをすべて捨てて一から作り直すなら、もうこのタイミングしかない!

すでに店舗申込みが始まっていたにもかかわらず、納得のいかないものをポイッと捨て、新デザインを作り始めた私を見て、営業を担当していた長谷川さんが「えー?変えたの!?」と言いつつも、完成を信じて見守ってくれたことには、ひたすら感謝しています^^;

ダサcorin1 ⇒ シャレcorin1

(初期:通称、ダサcorin)               (改訂版corin)

そうして完成したのが、こちらの改訂版。

結局、店舗ページだけでなく、特集、イベント、その他、何もかもを作り直すことになってしまいましたが・・・汗

シンプルな形に変えて非常に見やすくなったので、やり直して正解でした。

あんなダサいものを世に出してなるものか!と歯を食いしばって黙々制作に打ち込んだ日々も、今ではいい思い出です(笑)

(お蔵入りした「ダサcorin」ですが、ここでみなさんに笑っていただければ本望です笑)

そんなこんなでドタバタ騒ぎの末、全32ページ、フルカラー中綴じ冊子のひな形が、無事(本当は、かなりギリギリで)完成しました。

データ入稿してからcorinが届くまで、「酷いものができていたらどうしよう、協力してくれた店舗さんに申し訳ない」とハラハラドキドキ心臓に悪い毎日を過ごしましたが、大体思っていた通りのものが仕上がってきて、心からホッとしました。

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ひとまず、パワーポイントでの冊子テンプレートの完成と、それがきちんと冊子として印刷できることを確認できたところで、第一の目標はクリアすることができました。

 

当初の予定通り、店舗やイベントページは提携の枠を作り、そこに相手からもらった情報を入力するだけでページが作れるようになって、これで次回からは少しは楽になりそう・・・とニンマリ。

まずは一つ一つ手作りしていきますが、いずれ自動化できる部分を増やしつつ、少しでも楽に作れるように進化させていきたいなーと計画中です。

 

さて、これでcorinのデザインが、どのような目的と方法で作られたのかを知っていただけたと思います。

次回は、実際に店舗さんに対してどんな営業をかけて、みんなでページ作りをしていったのかを詳しくお伝えしようと思います!

[corin制作現場:まちのお店編]をお楽しみに♪

 

【corin設置・配布場所】 ※みどりや1Fでは、確実に手に入ります!
各corin掲載店/市内マンション一部/岡崎信用金庫(対象エリア内)/岡崎市観光案内所(東岡崎駅内)/岡崎公園岡崎市役所/りぶら/名鉄まちバス内/近隣オフィス/シビコ/トリエンナーレビジターセンター(シビコ内)