【corin制作現場②】70店舗がズラリ掲載!もう、まちにお店がないとは言わせない!! [店舗編]

図3

(前回のあらすじ)

情報ガイド作ろうにも、デザイン会社にお願いするお金ないよ!イラストレーターも使えないし、そうだ!オフィスソフトで作ろう!!

前回記事⇒【corin制作現場①】ド素人3人で完成させた、まち情報ガイドの作り方 [デザイン編]

前の記事では、デザインと編集ノウハウを「オフィスソフト」でまかなうやり方を考えたお話でした。今回はまちのお店さんと、どのように役割分担しながらcorinを作っているのかをお伝えできたらと思います。

 

さて、corinの裏表紙の下には、このような記載があります。

corin制作[協力:岡崎中心市街地の店主・企業のみなさん/後援:岡崎市]

これから認知していってもらいたい大きな目標でもありますが、この冊子は「市の後援のもと、まちの商業者のみなさんと一緒に、このまちがいかに魅力的でステキなところなのかを売り込んでいくためのツール(道具)」であると認識しています。

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お店さんにとって

①「安い・魅力的に・継続的に」宣伝できる

②意外と知らない、「自分のまち」にどんなお店があるのかを知れる

③お客さんに対して、「自分のまち」が素敵なところなんだと売り込める

つまり、

「個店の宣伝メリット  ⇒  お店同士の連携強化  ⇒  エリアイメージアップ」

と、継続することで、店主さんたちが無理のない形で(短期的~中期的~長期的)に段階的にまちの活性化を行っていけるように、このまちの情報ガイド事業は計画されています。

毎日の営業があるお店さんにとって、「まちをもっと活性化させよう!」といっても、なかなか難しい部分があります。ドドーン!とイベントを企画するのももちろん楽しいですが、企画して、準備して、当日人出して、となると、毎日続けることはやはり困難。

それならば、手間や労力があまりかからない方法で、誰もが気軽に参加できるやり方、

じわじわと普段から利用者が増えていく、体質改善を目的とした『漢方薬』のような方法もあっていいのではと思いました。

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私が店舗さんから良く耳にしたのは、「うちに来たお客さんに、この辺に美味しいごはんやさんない?って聞かれたんだけど、分からなくて答えられなかった」という言葉でした。

 

あれ?これって実は、重大なチャンスロスになってない?

 

もしこのようなお客さんに、「あるよー、ここのお店とか美味しいよ」と答えることが出来ていたなら、他のお店がお客さんを1人拾えていたことになります。

こういった「チャンス」を、一つ一つ丁寧に拾っていくことで、どれだけまちにメリットがあっただろうと、一つ気付かされた思いでした。

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これを受けて、昨年(H27年度)には、『店舗間紹介制度』という企画を、まちのお店のみなさんと実験的に行ってみました。お店に来たお客さんに、他のお店を紹介しよう!という趣旨の元、まちの約50店舗のお店情報が1つに集約されたパンフレットを作成しました。

(結果として)

良かった点:まちにどんなお店があるかが改めて認識したり、店主同士の横のつながりができた。

悪かった点:まだ紹介できるほどには他店を分かっていないので、お客さんに紹介することは難しかった。また、忙しいお店だと紹介に割く時間があまりとれない。

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実施後に、いくつかの改善案が出されました。

「他店の紹介=まちの売り込み」をみんなで継続的に実施していくためには、紹介ツールをもっとビジュアル的に分かりやすいものに進化させて、お客さんに渡すだけで『まちの紹介』が成り立ってしまうものを作る必要がある。

例えば、

お客「美味しいお店、このへんにない?」

お店「あるよ!この冊子のグルメのところに載っているから行ってみて」

と、これなら簡単です。しかも、お客さんにとっても選択肢が増える。

エリアが限定されているため(端から端まで30分程度の距離)、お客さんは必然的にまちを歩きます。こうすることで他店紹介の機会損失を防ぎ、まちの回遊を促すことが出来る、という結論に至りました。

 

まずは、みんなで簡単に出来ることを。

だからcorinは、①まちのお店が自店の情報を寄せることと、②店頭でお客さんにcorinを渡すという『2つの協力』のもと、出来上がっているのです。

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[デザイン編]でも少し書きましたが、corinを作るにあたってまちづくり岡崎はお店の取材にはいきません。全て、各店舗さんが自分のお店で写真を撮り、掲載する文章を用意しています。

このような、申込用紙にお店さんが書き込み、それをまち会社が編集することで、役割を分けています。

図5

 

(1回目に使った申込用紙。これに、店舗情報を書いてもらって編集を行った)

お店:「情報提供」 ⇒ まち会社:「編集・発行」⇒ お店:「店頭でお客さんに渡す」/まち会社:「近隣に設置・配布」

といった仕組みを持つことで、まちの売り込みを進めることが可能になりました。

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今まで、気軽にまちを売り込めるツールが無かったために、お客さんからしてみたら「このまちって、あんまりお店ないんだね」という印象になりがちでした。

でも、今回『まちのお店70店舗』がcorinに掲載することで、ご覧ください。

こんなにもまちにはたくさんのお店があるんだと、胸を張ってお客さんに教えてあげることができます!

今回約200店舗に出向き、一つ一つに説明をし、載せませんか?と声掛けを行い、70店舗が呼びかけに答えてくれました。

出来上がったcorinを見て、営業を担当した長谷川さんが一番喜んだのが、このみっちり詰まったマップでした。

「お店がまちにたくさんあるのが、ちゃんと目に見えて分かるね。これでもう、まちにお店がないなんて言わせない!!」

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(まちのケーキ屋さん。こうして、お店で宣伝してくれています^^)

ただし、corinはあくまで『ツール(道具)』に過ぎません。

道具は『目的を持って使う人たち』がいて、初めて本来の役割を発揮することが出来るということを、今後続ける中できちんとみなさんに伝えていくことが大切だと感じています。

まずは、「安くお店の情報発信ができる」という身近なメリットからスタートしてもらうのでかまいません。

そして次第に、お店の人たち自身が我がまちにある色んな他のお店を知るようになり、「このまちはいいお店がたくさんあって面白いよ」と売り込んでいくことで、まちの利用者自体を増やしていくという上向きの好循環を、みんなの手で作りだしていきたいと考えています。

 

今回は、「まちのみんなでつくるcorin」の成り立ちや、その方法をお届けいたしました。

次回は[corin制作現場③:おもてなし特典編]をお伝えします!どうぞお楽しみに♪

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【corin設置・配布場所】 ※みどりや1Fでは、確実に手に入ります!
各corin掲載店/市内マンション一部/岡崎信用金庫(対象エリア内)/岡崎市観光案内所(東岡崎駅内)/岡崎公園岡崎市役所/りぶら/名鉄まちバス内/近隣オフィス/シビコ/トリエンナーレビジターセンター(シビコ内)